聡明な息子たち、との死闘

卒園式にて気付かされた、園長先生からのお言葉

先日、息子の卒園式があった。

私は立派に成長した息子を見ながら、「(5年前の)入園からしばらくは本当に手が掛かったなあ、この園の先生方々は本当によく世話していただいたなあ」と感慨深く、また感謝の気持ちでいっぱいであった。

その中で印象に残ったのが、園長先生のお話の中で「お子さんをみなさま(保護者)へお返しします。どうぞ、よろしくお願いいたします」という言葉であった。

確かに入園の際、私から園に「息子をどうぞよろしくお願いいたします」と申し上げた記憶がある。親なので、そう言うのは当然である。

しかし同じ言葉を先生から貰ったことで「園も息子に対して、親と変わらない責任をもって、今まで育てて下さっていたのだな」と、そして園で5年間を過ごした息子は「我々夫婦の子供であると同時に、既に園の子供でもあったのだな」ということに気付かされた。

その瞬間、自分の中で息子を『自分の所有物』の様に思っていたのが崩れた。今まで自覚は無かったが、自分は心のどこかでそう思っていたのであった。

しかしそれは違っていた。彼の人生は彼のものであり、それを「輝かしいものにしてほしい」と願う人々が、私の他にも既に沢山いらっしゃるのであるから。

その期待にどうすれば応えることができるかはまだわからないが、とにかく今は「息子を導く際、自分の価値観だけを頼るのはやめておこうかな~」と学んだ卒園式であった。

(といっても息子の意見もアテにならないので、そこが難しい。。。)

先生、5年間ありがとうございました。

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だいすけ
1982年生まれの会社員 19XX年生まれの妻 2015年生まれの長男 2021年生まれの長女 と共に毎日を過ごす。