親に「一人の時間」を提供してくれる映像メディア達
忙しかったり自分の時間が欲しくて、どうしても子供(幼児)の面倒をみることができない時、テレビやYou Tubeなどの映像メディアはいつも我々を助けてくれる。
私もこれらを沢山利用する中で、特に使い易く感じるのが「図鑑に付録されているDVD」である。
図鑑の付録DVDのメリット その1:終了しやすい
メリットの一つ目は、円満に視聴を終わらせることができる点である。
インターネット環境があればどこでも利用できる「You Tube」は特に外出時で重宝する。
しかしデメリットを挙げるとすると、依存性が高い点である。
You Tubeは視聴者の好み(履歴)に合わせて最適な動画を提示する。またその仕掛けのタイミングが絶妙である。
今まで息子に何度もYou Tubeを使ってきたが、やはり放っておくと2時間でも3時間でも観ようとする。そして終わらせようとすると、いつも激しい抵抗にあってしまう。。。
(動画が終わるタイミングだと抵抗はマシになるが、油断すると次の動画がすぐ提示されてしまうため一緒に観続ける必要がある。結果、この時間が無駄である)
(また見始めたものの内容が気に入らないのか、すぐに「(コンテンツを)変えて〜」とせがまれるのも面倒)
一方、図鑑のDVDは内容が終わった後に次への提案(誘惑)が発生しないため、自制心の弱い幼児にとっても気持ちの切り替えが容易に行える様である。
図鑑の付録DVDのメリット その2:情報の質が高い
2つ目のメリットは、与えてくれる情報の質が高い点にある。
「人間にとって、ライオンよりカバの方が危険」
「月はずっと地球に同じ面を向けている」など
大人でも知らなかった内容がある程、その内容の質は高く情報量も多い。
You Tubeやテレビ番組でも質の高いコンテンツが無くはないが、それを探し出すには手間がかかるので、結局親の「一人の時間」が徐々に奪われてしまうだろう。
注)図鑑のDVDには本当に面白い内容がたくさんあるので、気が付くといつの間にか一緒に観てしまい「自分の時間」が過ごせないこともある。
図鑑の付録DVDのメリット その3:図鑑(本)に興味を持つ
最後に挙げる3つ目のメリットは、DVDから図鑑そのものへ興味を拡げてくれる点である。
DVDの内容は当然図鑑にも掲載されているので、DVDを観た後はその図鑑自体を開いてみたくなるものである。
→夕食後にDVDを観、就寝時に図鑑を一緒に読む。といった流れが起き易い
自分の子供に「本を読む」という行為へ促してくれるのは、親として有難い。
(私自身があまり本を読まず、ちょっと後ろめたさがあるので尚更そう思う。。)
まとめ:図鑑付録DVDは、親子双方に良い時間を与えてくれる
You Tube (kids) | 図鑑付録のDVD | テレビ(録画) | |
利用可能なシーン | ○(Internet環境) | △(車、祖父母宅でも可) | ×(自宅のみ) |
終わらせ易いか? | ×(依存性高い) | ○ | ○ |
情報の質 | ×(ムラ大) | ○ | △(多少のムラ) |
読書への誘導 | × | ○ | × |
コンテンツ視聴費用 | ○(無料) | ×(有料) | ○(無料) |
表1.各動画メディアを子守に使う際のメリット/デメリット(我が家調べ)
あらゆる場所で使える「YouTube」は外出先に限定し、家などでは「図鑑付録のDVD」を利用する方がメリットが大きいと感じる。
【参考】表では図鑑付録のDVDが有料である点をデメリットとしているが、逆に捉えると「お誕生日」や「お遊戯会で頑張った御褒美」と位置付けることができる。我が家ではこの様なイベントにおいて(親としては)気の向かない玩具をリクエストされそうな時には、図鑑を代替案として提示することで両者の折り合いを取っている。
私に一人の時間を与えると同時に子供に高い教育を施してくれる「図鑑付録のDVD」は今日も無理をしない育児を継続するための頼もしい助っ人となってくれている。
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