東日本大震災で活躍したディーゼル機関車のおはなし
すとうあさえ氏が文を、鈴木まもる氏が絵を担当されたこの本は、2013年に第一版が株式会社童心社から出版された。
私が出会ったのは、義理の兄が甥(私の当時3歳の息子)へのプレゼントとして我が家に贈られたためであった。
物語の概要は2011年の東日本大震災で電気が止まってしまった東北の人達のために燃料を届けるディーゼル機関車(デーデ)が主人公で、その燃料を届けるまでの奮闘が描かれている。
息子は東日本大震災については全く知らないが、乗り物が好きなため非常に取っ付きやすい主人公であったはずで、早速「読み聞かせ」を求められた。
燃料を届けようと奮闘する機関車と大勢の人達に感動
私は震災が起こった頃は関西に住んでおり、当時の東北の様子はメディアを通じて知るぐらいであったので、今回絵本を通してディーゼル機関車が東北の人達のために頑張っていたことを初めて知ることができた。
もちろん表現は全て幼児向けなのであるが、読んでいくと不思議なことにその被害の状況や奮闘する人達の様子が大人の私にもリアルに映像が浮かぶ様な文章や絵にされていて、絵本だと軽く見ていた私であったが、物語に惹き込まれた。
息子も2週間ずっと読み聞かせを要求
どうやら惹き込まれたのは私だけでは無い様で、息子もこの本をかなり気に入っていた様であった。
「何が良いのか」を本人に聞いても要領の良い答えは得られなかったが、我が家では最長記録となる連続2週間の読み聞かせを求められたことでもわかる。(正直、さすがに私は少し飽きた。。。)
文章量も多くないため読む時間もかかる方ではなく、就寝前に読み聞かせるには適した本かと思う。
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