相手(妻)に「無駄に使っている」意識はない
「そうなんだ。それでいくら使ったの?」
「んー、○万円ぐらいかな」
「えー!そんなにー!?」
これは我が家で頻繁に発生する会話である。使った側が妻の場合もあるし私の場合もある。(セリフは同じである)
【本人のお金なので、どうしようが勝手ではある。。。ではあるけれども!!】
「なんでこんなものにこんなに使えるんだろう・・・?」と思う(そして逆に思われているのだろう)。
両者の立場に何度も立ったことで、なんとな〜く分かったことがある。
本人は大金を支払う時は考えに考え抜いた上で「価値がある!」と判断しているのであり、決して軽々しく使っているわけではない。
しかし相手にその価値が分かって貰えない時「無駄遣い」と思われてしまう。
相手(妻)はこちらの価値観を聞きたいわけでは無い
ここで、「そんな無駄なもの・・・・」と自分の価値基準で意見をしてはいけない。
当の本人は、苦労して稼いだそのお金をドブに捨てようなどとは決して思わない。
必ず購入したいという本人なりの「理由」があるはずであり、その理由は本人の価値観から来ている。
どうしても意見したい時は、その価値観に近づいてみなければならない。
【価値観を近づけるために】その分野を自分はどれだけ知っているか?
価値観に近づくためにやるべきこと。まずは「対象の分野についてよく知ること」である。
当然ながら、人は自分の興味あることに対しては入念に調べるし、よく知っている。
しかし逆に興味の無いことに対しては、よく知らないことが多い。
例えば私(夫)目線で妻の興味のある分野(服飾関連)を考えてみると、
”この服(靴、鞄)がいかに貴重かつ良いものであるのか?”
”この服(靴、鞄)は通常はいくらで販売されているのか?”
”他の服がいかにイマイチで、妻(の職場)に適していないのか?”
”妻の所有する服に何があり、それらで次の季節を乗り越えられるのか?”
などは全く知らない。
こんな状態で使った金額だけを取り上げ、つべこべ言っても相手には響かない。
なぜなら言われる側は「よく知りもしないくせに意見してくる奴の言うことなど、聞ける訳が無い」からである。
【価値観を近づけるために】買うまでにどれだけ苦労しているか?
しかし興味が無い分野を頑張って知ろうとしても、どうしても限界がある。
そんな時は、それを買うために「本人がどれだけの時間や労力を使ったか」で推し量ることもできる。
例えば「他の店ではいくらだったの(他店も調べた)?」や「前からずっと欲しかった(検討期間は長い)?」と聞くことで、その目の前の商品に行き着いた苦労の大小を想像することができる。
こうすれば詳しく無い分野においても、当の本人の苦労の量から「十分な検討したかor軽々しく買おうとしているか」がなんとなく分かってくる。
元々は本人のお金なので、本来は介入することはできない。
しかしそれでも。ど〜しても、ひとこと言いたいのならば、上記の方法などで相手の価値観に近づく(その努力を見せる)ことで、聞く耳を持ってくれるかもしれない。
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