聡明な息子たち、との死闘

名前を知らない子供の呼び方は「おともだち」がベスト

息子(当時2歳)と公園デビューして間もない頃のことであった。

砂場にて、息子が別の男の子のスコップを使いたがる場面があった。

私は息子に「ちゃんとお願いをしましょう」と諭そうとしたのだが、ある単純な理由のため言葉が出なかった。

 

その男の子をなんと呼べば良いか、わからなかったのである。

 「男の子」は他者との話の中で使うには良いが、現場では違和感がある。。。

 「おにいちゃん」は場合によっては使えるが、この子は同い年ぐらいだ。。。

 「ボク」は当人との会話ならば使えるが、3人称で使うのはおかしい。。。

などが頭の中にぐるぐると巡っていたところ、その男の子のお母さんがその子に向かってこう言った。

「ほら、おともだちに貸してあげなさい」

 

 

そうか!正解は「おともだち」だったか!!

確かに「おともだち」は、近年ジェンダーの問題もあるし、年齢も気にしなくてよい素晴らしい呼び名である。 

また「同じ砂場での遊びを共感したのだから、既に彼らは立派な友達だ」という前向きな考えにも、非常に感銘を受けた。

 

呼び名一つでも、十分な配慮が現れるものである。自分も気をつけようと思う。

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だいすけ
1982年生まれの会社員 19XX年生まれの妻 2015年生まれの長男 2021年生まれの長女 と共に毎日を過ごす。