「相手に言ったこと=自分が伝えたこと」ではない
私には、妻との連絡ミスがよくイライラの原因となっていた時期があった。
「妻:なんで言わないの?」「夫:いや言ったよ。そっちが聞いてないんじゃん」の様な。
また誤解からのイライラも同様に発生していた。
「夫:え、○○じゃないの?」「妻:そんな訳ないじゃん!考えればわかるでしょ!!」
(夫:わかんねーよ、イラッ)の様な。。。
果たして、発信する側が悪いのか?それとも受け手に問題があるのか・・・?
この私の問いに答えてくれたのが、ある結婚式にて結婚生活30年超のベテランがされたスピーチであった。
〜ベテランのスピーチの一節〜
(前略)「○○さん、結婚生活を円満にするために大事なことがあります。それは『”伝わったこと”が伝えたこと』ということを肝に銘じておくことです」(後略)
これを聞いた時、私は「受け手に伝わった内容=発信者が結果的に伝えた内容」と理解し、
発信側は単に内容を相手に言う(伝える)だけでは不十分であり、受け手の事情を考慮し、受け手が内容を正しく理解したことまでを発信側は確認すべきということに幸いにも気付かせていただくことができた。
相手に伝わっていなかったなら、伝え方に問題アリ
例えば妻がリビングで雑誌やスマホを見ている時に、
「来週金曜は飲み会だから夕飯は要らないよ」と言うだけでは危険である。
受け手は別のものに集中しているため、(一部しか)伝わっていない可能性が高い。
こういう場合は時間を置き、こちらに意識が向きそうなときに伝える様にする。
相手に正しく伝わったかどうかは、相手からの反応(何時に帰るの?誰と?など)があるかどうかで確認することができる。
実践すると、相手へのイライラや怒りが半減
この考えを意識しておくとそもそもの意思疎通のミスが少なくなると共に、もしミスが起こったとしても(自分でも驚いたことに)「正確に伝えることができなかった自分が悪い」と謙虚に過失を認めることができ、イライラの感情が起こることはなくなった。
もっとも逆の立場になれば「イライラ」は未だ起こり得るので、双方ともこの認識を持つことが理想の形ではある。(だからこそ結婚式のスピーチの場でお話しになられたのだろう)
しかし少なくとも自分だけでもこの認識でいれば、イライラを半減することができる訳である。
「夫婦円満」とは簡単ではないが、もしかしたらこの様な意識の積み重ねの上に出来上がるものなのかもしれない。
P.S この記事をご覧になられ、内容が理解できなかった場合もその責任は筆者にあります。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
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