食器をTPOに合わせるのは大事だが、やたらに買ってはいけない
食事を楽しむには味だけでなく雰囲気も重要であり、「TPOに合わせた食器」はその雰囲気作りに必要不可欠なものである。
しかし家事との折り合いが付かなければ、後々ずっと苦労することになる。
ここでは過去の経験からどの辺りのポイントを抑えれば家事の負担を大きくすることなく豊かなテーブルウェアを実現できるか、を以下3点にまとめた。
- 食洗機の利用は可能か?
- 汚れに見える様なデザインがないか?
- 収納に余裕があるか?
新しい食器を検討する(パートナーが買おうとしている)場合は、これらをクリアした上で購入するべきと考える。
以降は各ポイントについて解説する。
ポイント1:食洗機の利用は可能か?
食器洗いの時間を大幅に削減してくれる食洗機。
日々使われる食器の中に「高温」や「乾燥」にNGなものが一つでもあると、これだけのためにスポンジと布巾を用意しなければならなくなり、非効率である。
どの食器がNGかを全て覚えているのは購入した本人だけで、「購入」と「食器洗い」の担当が異なる場合は注意。
誤って食洗機に入れたために、大事な漆が剥がれたり容器が変形した際、双方間のトラブルになってしまう。
ポイント2:汚れに見える様なデザインがないか?
バリエーションが増えてくると、いわゆる「温かみがある食器」と言われる様な、一見汚れに見えなくもないデザインのモノに出会ったりする。
未使用時点のデザインを憶えることはできないので、洗った後「本当に綺麗になったかな?」という疑問を持ったまま、食器棚に片付けることになる。
ただこのポイントは、食器洗い担当側があまり汚れを気にしないタイプであれば問題ない。
(注:念のため匂いだけは確認しておく)
ポイント3:収納を超える数を保有しないこと
今回最も重要なポイントである。
食器が好きな人はどうしてもどんどん買いたくなる。
それだけTPOに対応でき、充実した食卓になるからである。
しかし収納を超える数を保有してはならない。
これは「食器棚に収まる」という意味では無く、「常に簡単に取り出せる」状態という意味である。
簡単に取り出せない食器は取り出すのが面倒なので、長い目で見ると使われなくなる。或いは存在そのものを忘れてしまう。
勿論、手に入れたモノというのは何であっても使わなければ本末転倒である。
検討時には「(家の中の)どこに置くか?」「取り出し易い場所に置かれるのか?」をイメージ(質問)して購入しなければならない。
もし既に収納が一杯であるなら、収納を増やすか不要な食器を処分することも併せて検討が必要である。
食器選びを通して、夫婦の会話も豊かに
私は何においてもデザインのセンスは無いと思っているので、食器選びでも初めのうちは何も妻に言えることは無かったが、これら3つのポイントの視点に立つと少し会話できる様になった。
ひいては食卓でも自分が選んだ食器が並べられると、以前より会話が弾む。
※但し「次は○○な食器を買いたいね」の誘いに対しては、十分に注意しなければならない
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